城島茂「だって漢気が揺り動かされへんか? あの人達が頭下げたら」

古い話になるけど行列のできる法律相談所での24時間TVチャリティランナー決定の放送は面白かった。
マラソンランナーが判明する番組終盤の最後の瞬間まで、一時間ランナー予想だけで引っ張ったと言うのはやはりすごいし、エンターテイメントとして楽しかった。

城島茂を最初、彼が向こう側にいるカーテンを少しだけ開けて足だけ見せおいて、その細い足からモデル的なお仕事をしている40代くらいの女性かなと思った。(あってたのは歳だけだった)

城島茂だったって言うインパクトはこの演出で倍増してたと思うし、
多分テレビなしで普通に聞かされててもインパクトはあっただろう。

 

そしてそれ以上に面白かったのが城島茂に決まる瞬間だった。


鉄腕DASHの打ち合わせがあると城島を呼び出し、
その席にはスーツ姿の男達が並んで座って待っている。
そして城島に会釈し鉄腕DASHの会議と言うのは嘘で、マラソンランナーとして本当は頼み込むと言うものだった。

迷った城島は、「逆にこちらからよろしくお願いします。」と頭を下げマラソンランナーになった。


決めた理由をスタジオで城島は「だって漢気が揺り動かされへんか? あの人達が頭下げたら」と言う。

マラソンランナーのスタッフはそう言う相手の引き込み方が上手い。

萩本欽一をマラソンランナーにする時も、萩本本人が「俺がどれだけ走れないか証明するために、スタッフと一緒に走ったら逆に気持ちを持ち上げられた。」と言っていたし、
丸山弁護士の時もわざと挑発して「だったら走ってやるよ」と言わせたと言う。

 

多分チャリティランナー候補のターゲットが女性だったら(複数いるに決まってるけど)
その城島のと同じやり方は通じないだろう。
漢気をくすぐらせるはずがないし、
終始引いてしまう。

 

こんなターゲットに合わせた引き込み方これからもしてくのだろし、注目してみたい。